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『秋の始まり 絵と音楽の夕べ』ありがとうございました

2024 / 09 / 16  09:27
『秋の始まり 絵と音楽の夕べ』ありがとうございました

 

「秋の始まり 絵と音楽の夕べ」はおかげさまで無事に終了いたしました。

夕方、虫の音が外から聴こえてきて素敵な共演をしてくれながら、
第1部はラフマニノフの前奏曲から始まりました。

私が初めて中地先生にピアノを習った時、腕の力がうまく抜けないので課題として与えられた
楽曲がこの前奏曲だったことを思い出します。
和音の譜読みの難しさとどうすれば力を抜いてダイナミックな音が出せるのか…
内省するとはどういうことなのか、ピアノで歌うってどういうことなのか、
若い頃本当になにもわからなかったです。
ピアノの練習は今後の老後の楽しみにしています。

ときおり音の流れが激しくなるとき、佐々木正芳先生が大きなキャンバスを前にして
ご自分の思いをぶつけていた瞬間を想像しました。

第2部はムソルグスキー 展覧会の絵
中地先生が弾いていたのを聴いたのはだいぶ前でしたが、
いつか佐々木美術館さんで聴けたらどんなに良いだろうか…と想像していた頃、
まさか本当に実現する日が来るとは夢にも思っていませんでした。
佐々木美術館様、中地先生、本当に感謝申し上げます。

 

アンコールで中地先生が弾いてくださった曲は、ショパン ノクターン 第20番 嬰ハ短調 遺作 でした。
正芳先生が最後に描かれた花束の絵が展示されていました。すべてを包み込むとても優しい絵だと思いました。

 

人生という時ははみんな平等に与えられているのだと思いますが、私は自分ではなかなか実感できず、
こうして偉大な先生方の活動を目の当たりにすることによって、こんなにも豊かな時を過ごすことが
出来るのだと、あらためて残された人生の時間の大切さを感じたひとときでした。

ご来場いただいた皆々様、貴重なお時間を一緒に過ごしていただき本当にありがとうございました。
今回会場に来られなかったけれど応援して支えてくださった方々のお気持ちもとても心強かったです。
ありがとうございました。

これから本格的な秋に向かって季節が動いて行きますが、
皆様の益々のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

 

秋保の杜 佐々木美術館&人形館

東京学芸大学 アート・アスレチック教育センター

 

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